受講生の声

いざ!市町村アカデミー


JR幕張本郷駅を降り市町村アカデミーへ向かうバスの中、これから始まる5日間の研修生活に年甲斐もなくワクワクしその門をくぐりました。ところが、そんな私の気持ちをすぐにも不安にさせる出来事が起こりました。代表幹事のシールが張られたネームプレートが待ち受けていたのです。先程までのワクワク感は一体何だったのだろうと思わずにいられないほどの衝撃が襲い、代表幹事のワードが夜眠るまで頭を離れない初日となりました。

しかし、2日目の講義がスタートすると、そうそうたる顔ぶれの講師陣が繰り出すマシンガントークを聞き逃すまいと必死に頭をフル回転させるも、ついていくのが精一杯、初日に抱えた不安はどこ吹く風、また、本研修の醍醐味である課題演習が始まると各演習室の入室ランプが定刻を過ぎても点灯し続け、中には就寝時刻まで取り組んでいた班があることも後になって聞こえてきました。各演習班一所懸命にとりまとめた課題の発表では、講師陣からの優しくそして手厳しい質疑に対する回答に汗をかいたことは、今でも鮮明に思い出すことができます。

特に一緒に課題演習に取り組み、多くの時間を共有し専門実務課程「住民協働による地域づくり」を受講させていただきました。最初は、全国から選りすぐりの職員が集まる研修についていけるのかと不安でしたが、交流会などで受講者の皆様と打ち解けることができ安心しました。演習等やるべき時は真剣に取り組み、交流会ではとことん楽しむ、メリハリの利いた68人の仲間に恵まれ5日間楽しく過ごすことができました。研修で特に印象に残っていることが二つあります。一つ目は講義です。どの講師も実体験を通じた講義をされ、非常に分かりやすい実践的な内容でした。また非常に気持ちの入った講義をされるので、拝聴していて涙があふれそうになる場面もありました。私以外にもハンカチで目を拭う方もおり、こうした感動を大勢の仲間と共有できたことは貴重な体験でした。二つ目は各班に分かれた課題演習です。全ての班の発表が、特色を出しながらきっちり仕上げられており素晴らしいものでした。ほんの数日前に会ったメンバーでも同じ志を持つ者が集まれば、短時間でここまでの成果を出せるということを再たF班のメンバーとは有意義な時間を過ごせたことに大変感謝しております。

今回の研修で身につけた法務に関する能力を日々の業務の中で自分のものとし発揮していくことが、市町村アカデミーへの恩返しになると思っております。

最後に、本研修に携わった講師の先生方、担当教授をはじめとする職員の皆様に心から感謝申し上げますとともに全国から集まった研修生の皆様のさらなるご活躍をご祈念申し上げます。

野村 佳実
石巻地方広域水道企業団総務課長補佐
〈受講研修科目〉法令実務A(基礎)
第33期第1組(令和元年度)



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